第20回
11月28日更新

みなさん、こんにちは。

もう一ヶ月で、今年も終わりですね。
1年という時間が経つのは、ホント早いものです。

さて今週は、「テイルズ オブ デスティニー2」発売記念スペシャル更新ということで、「テイルズ オブ」シリーズの吉積プロデューサーを交えて、「ヴィーナスプロジェクト」のプロデューサー川島と、ディレクター川口に、あらためて「ヴィーナス&ブレイブス 〜魔女と女神と滅びの予言〜」について語ってもらいました。










川島:「運命を解き放つRPG 『テイルズ オブ デスティニー2』」制作完了おめでとうございます。

すでに制作作業からは解き放たれました?



「ヴィーナス&ブレイブス」
プロデューサー・川島健太郎
 

「テイルズ オブ デスティニー2」
プロデューサー・ 吉積信
吉積:解き放たれました。(笑)

「ヴィーナス&ブレイブス」の方は、まだ大変なんじゃないの?





 
川口:いよいよ大詰めですね。

だいぶ、ヘトヘトになってきましたよ。
でも、「最後の最後まで磨き上げていこう!」ってがんばってます。



「ヴィーナス&ブレイブス」
ディレクター・川口忠彦
 


川島:
今日は、「ヴィーナス&ブレイブス」のスペシャルムービーが、「テイルズ オブ デスティニー2」に収録記念ということで、「吉積プロデューサーとともに、あらためて『ヴィーナス&ブレイブス』を紹介しよう!」という趣旨で、ひとつお願いします。









吉積:じゃあ、早速聞いてみましょうか。

「ヴィーナス&ブレイブス」では、不老不死の主人公が、100年間にわたって魔物と戦い続けるという話だって聞いたけど、やっぱり、主人公以外の仲間たちは、世代交代していくのかな?

川島:主人公ブラッド・ボアルは、ひとりで魔物と戦い続けるというわけではなくて、その時代その時代の人たちと協力し合って、魔物と立ち向かっていきます。
でも、仲間たちは普通の人間ですから、年月とともに年をとっていくし、若い新しい仲間も入ってくる、そこで、彼らを入れ替えながら、いかに自分の率いる騎士団を強くしていくか、というのが、このゲームの基本になっています。

川口:その辺のシステム上のことが物語としても重要な柱になってますね。
ストーリーに絡んでくる仲間キャラクターがたくさんいるんですけど、その人たちも年をとったり、死んでいったり。そして世代の違うキャラクターが入ってくる、と。それぞれが絡み合って物語が進んでいきます。

だから”群像ドラマチックファンタジー”。





ウォルラウスとウィッペルの関係
(C)NAMCO LTD.
※画面は開発中のものです。


吉積:世代交代は、「ヴィーナス&ブレイブス」の根本のシステムだよね。
あれ、元になったのって、「ファミスタ64」の「君の最強チーム」モードでしょ?
あれ面白くて、さんざん遊んだよ。

川島:懐かしい話っすね。(笑)
もともとは、野球チームを世代交代させていって、定期的に攻めてくる宇宙人チームを撃退するという、あのモードが元になっているんです。

吉積:今回の「テイルズ オブ デスティニー2」も、世代交代の話なんだよ。
前作の18年後、スタンとルーティの息子、カイルが主人公だしね。

前の世代から、新しい世代へ何を残すか、また何を伝えるかがテーマなんだ。
そういう意味では、ゲームは違っても、見ている方向性としては似ているかもしれないな。










吉積:
仲間を集めたら、遠征に出発して魔物と戦うんだよな?

川島:そうです。でも、人間は弱いので、一人では魔物を倒せない。
そこで、7人の仲間が助け合って魔物と戦うんです。

ローテーションバトルシステムですね。






遠征に出発して、魔物と戦うブラッド
(C)NAMCO LTD.
※画面は開発中のものです。


吉積:ローテーションバトルシステムを最初に遊んだのは、「セブン」の試作版をプレイステーションで作ってたでしょ、あれが最初だったな。

仕組みは簡単なんだよな。

7人を前後に組み合わせて、3列をローテーションさせるだけだもの。
でも、その組み合わせ方の奥が深くて、面白い!

何で今まで誰も思いつかなかったんだろうと思ったよ。
でも、あれ、調整するのは大変でしょ?




6人の仲間と助け合って、魔物と戦うブラッド
(C)NAMCO LTD.
※画面は開発中のものです。



川島:大変ですよ〜。職種なんか100近くつくって、全部試して17職種になったり、最初はパラメータも今の倍くらいあって、それを一つ一つ検証しました。
ルール自体にしても、リアルタイムで動く戦闘すら、実際につくって試しましたからね。

吉積:システムとしては完成しているもんな。
本物の戦争とかも、後方で休んで、補給線があって、最前線があるし、意外と近いのかもしれないな。織田信長の鉄砲隊とかさ。

川島:実は、今はまだ秘密ですが、今回のローテーションバトルシステムには、ある新しい要素を加えました。

期待しててくださいね。

吉積:
え、何?教えろよ!

川島:いや、実は・・・

川口:ええっと、ゴホン! さあ、次の話しに行きますか









吉積:
今回は、魔物を倒したら、アイテムが手に入ったりするんでしょ?

川口:そうです!で、そのアイテムを装備すると、パラメータが上昇するんですけど、アイテムを使い込んでいくと、アイテム自体のレベルがアップして、より強力なものに成長していくんです。





アイテムを手に入れるブラッド
(C)NAMCO LTD.
※画面は開発中のものです。

吉積:これは具体的だよね。人は入れ替わっていくけど、その思いのしみこんだ武器は伝えられて、より強力になって伝えられていくって感じか。

やっぱりRPGは、どこかで右肩上がりの成長要素があると、安心感があるよね。
これは、姉妹作「セブン」のゲーム的なストイックさにとっつきにくかったユーザーへの救いの手になると思うよ。









吉積:
今回は、仲間同士で、友情状態なったり、恋に落ちるやつもいたりするみたいだけど、人間関係は、やっぱり仲間全員分のパラメータをもって、変化を表現するの?

川島:いいえ、もっとぜんぜんシンプルな仕組みです。
単純に「親密度」みたいなパラメータを持つゲームデザインもあると思うんですが、そこには、蓄積はあっても、「意外性」はないと思うので・・・でも、本当の人間関係って、何であいつとあいつが付き合ってるんだよ!みたいに意外な部分が面白かったりするじゃないですか。

まだ詳しくはいえないんですが、そういう仕組みになる予定です。





吉積:で、仲間同士が結婚したり、その間に子供が生まれて、その子供が仲間になったりするんだよな。

川口:そうですね。これについては、プレイ次第でかなり変わってくるところです。

それぞれ、恋愛から、気持ちを躍らせてプロポーズして、いよいよ結婚へ。
そして、子供が生まれ、やがて引退して、・・・。

それぞれ一人一人に、人生がある。



ニンジャが騎士の子供を出産
(C)NAMCO LTD.
※画面は開発中のものです。


川口:
いわゆるゲーム的な”ユニット”的な感じをこえて、それぞれが、一つの人生を歩み、その中にやっぱりそれぞれの人生のハイライトを迎えていくわけですね。

破滅の予言に向かう世の中とそれに対する戦い、っていう大きな物語、でもそれだけじゃなくって、ひとりひとりにもドラマがあるわけですよね。

そしてそれは、プレイヤーの采配次第で変わっていく・・・、と。

まぁ、ブラッドは団長ですから、一人一人の人生を預かってるんですよね。

川口:あと、今回はなんと言っても”滅びの予言”ですね。
サブタイトルにもなっている重要なキーワードです。

999年、今年魔将が目覚めると言われてる世界。そこから物語は始まります。
放っておけば、100年後に、世界が滅びると。

999年の予言をきっかけに、”災厄”の予言が無数にあるんです。
その災厄を実現させないために、戦いつづけていくんですね。

その不吉な預言書を、女神アリアからわたされる。
そして、アリアと団員達とともに、戦い続けて行くわけです。


女神アリアの予言とは・・・・・・。
(C)NAMCO LTD.
※画面は開発中のものです。


吉積:
「滅びの予言から世界を救う」ということで、このゲームの物語をすべて言い表しているし、次から次へと予言をクリアしていくことが、プレイヤーへのモチベーションにつながっている。

次は何をすべきかというガイドにもなっているな。

川島:正直に言えば、最初、考えていたときはそんなに良いと思っていなかったんですよ・・・。

川口:「予言とか考えたんだけどねぇ、あんましねぇ・・・」とか言う風に、”ボツ決定アイデア”みたいな感じで最初言ってたんですよ、この人。

でも、「えっ?それ良いんじゃねぇの!」と。









吉積:
「ヴィーナス」はネットにも対応してるんだよな。制作は順調なの?大丈夫?(笑)

川島:制作は順調です。ホントですって!

吉積:ネットワークでの面白さをリアルに感じているプレイヤーは、まだ少ないかもしれないけど、次世代の楽しみというか、これからが面白い部分だよね。

川島:「ヴィーナス」はネットワークゲームではなく、ゲームそのもので十分遊んで、
その上で、付加要素としてネットワーク要素を盛り込んでいます。

ネットに対応したことで、ユーザーがどんな風に遊んでくれるか、実は私も楽しみなんで・・・。









吉積:
発売は、来年の2月くらいだよね。

川島:いまは、テストプレイをして難易度調整の真最中です。
でも、ここでどれくらいこだわるかで、ゲームの出来はぜんぜん変わりますから、まだ気は抜けませんね。

川口:ストーリー部分をずっと繰り返し、通しで見てるんですけど、かなりのボリュームになってます。

「30〜40時間ぐらい行くんじゃないの?」っていう量ですね。

こっちに関しても、それぞれの素材、キャラクタ、BGM、背景画、そして、ストーリーと、それぞれの素材を活かしあうようにと、念には念を入れて、とにかくきめ細かく、遊んでいて気持ちいい手触りにしようと、極限まで調整中です。

こまかーいところまで。かなり良いできなんじゃないかなぁ…。

まぁ、あとは、最後の最後まで、磨き上げていくだけですね!!
はい。

“プレイステーション 2” 群像ドラマチックファンタジー
『ヴィーナス&ブレイブス 〜魔女の女神と滅びの予言〜』

”100年の歴史、1000の勇者、あなたに預けます。”

御期待ください!!

川島:あっ! 川口さん偉いな〜。

吉積:ていうか、君もちょっとは見習いなさい!



吉積:ということで、「テイルズ オブ デスティニー2」もよろしく!

川島:わっ!吉積さんまで?!










(C)いのまたむつみ (C)NAMCO LTD.


”プレイステーション 2”用ソフト
『テイルズ オブ デスティニー2』

ジャンル : 運命を解き放つRPG
メディア : DVD-ROM
発売日 : 2002年11月28日(木)
価格 : 6,800円(税別)


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「テイルズ オブ」シリーズ、
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