第29回
2月7日更新





皆さん、こんにちは。

今回は「ヴィヴィの奮戦記」第5話、最終回をお送りします。
さて、ヴィヴィはこの物語の冒頭にあった、”最初の目的”を果たす事ができるのでしょうか・・・。

でわ、気になるお話の、はじまりはじまり〜。








ついに、その日がやって来たんです・・・。



「ハ〜イ! 皆さん、お久しぶり! ヴィヴィよ。それにしても、新年明けてからホント、良くこの場にお邪魔してるわよね〜、アタシ」


「なんで”声”に出して言ってるんですか? ヴィヴィさん」

「気にしないでよ、プロモーション担当のクボタ。ところで今日はどうしたのよ?また何かお仕事の話?」

「今日は、川島プロデューサーからヴィヴィさんを連れて来るように言われましてね。たぶん・・・、いや! いよいよ最終試練を受けられるんですよヴィヴィさん!」

「ホント! ハァ〜、なんか思い返せば長かったような短かったような・・・アタシの心境も複雑だわ・・・でも、これでスタッフロールに載せてもらえるのよね!」

・・・・・・って、あれ、「載せてもらえる」ですって・・・?

なんで、アタシが「載せてもらえる」って喜んでるの?

ここ数ヶ月、”労働”なんて大魔女にあるまじき行為をしちゃってたから忘れてたけど、本来なんで大魔女であるアタシが人に頭下げなきゃならないのよー!

「なんか、ムカついてきた!」

「どうしたんですか、鼻息あらくして・・・。ほら、もう川島プロデューサーの部屋ですよ。それじゃヴィヴィさん、私は仕事が有るのでココから先の付き添いは出来ませんが、がんばって下さいね!」

「当たり前じゃない! 絶対”載せさせて”見せるわ!」

「その意気ですよ! ハハ・・・、ヴィヴィさん。この数ヶ月間、ヴィヴィさんと仕事ができて楽しかったです。会えて嬉しかったです。でわっ!」(スタタタタタ・・・・・)


あら、案外クボタってカワイイところあるのね〜。


さ〜て、川島健太郎と直接対決よ〜!





えっ? 川島さん、その眼差しは・・・し、真剣だ・・・。





「ヴィヴィちゃんお疲れ様。『ヴィーナス&ブレイブス』の仕事のお手伝い、大変だったでしょう」


あれ、今日はえらく真剣な顔して真面目な話するわね・・・出鼻くじかれちゃったわ。

「え〜、そうね。 でもまぁアレぐらいの仕事ならアタシにかかれば御茶の子さいさいよ!」

「知ってますよ、魔法2度ほど使ってるでしょ」

「・・・あれ?バレてた」

「まぁ、でもそれは不問にしときますよ」


「あれ、ペナルティー無しなの!?」


「え〜、許容範囲ですよアレぐらい。それに実際ヴィヴィちゃん頑張ってくれてましたしね」

「えらく、気前が良いのね!」


「で、最終試練の課題は!‥縦列駐車!


「えっ!何それ?」

「はい、窓の外見て」

「わー、高〜い! あれ、ヨコハマって言うんだっけ?」

「はい、そこから目線下ろしてね! さてヴィヴィちゃん、何が見えます?」


「え〜と、道と・・・馬車じゃなくって車って言うんだっけ? なんか、いっぱい道の端に停まってるのが見えるけど・・・」

「1台動いてる車があるでしょ、分かる?」

「白い奴でしょ、停まってる車の”間隔が開いてる”隙間に、後ろの方から入って・・・へぇ、あの狭い車の間に収まったわ!器用なものね・・・・・・えっ、まさか??」

「そう、アレをホウキに乗ってやって貰います!名づけて『ホウキ縦列駐車』

「うそ!・・・イヤよ、恥ずかしいわよ!」


「残念だな〜、後もう少しでスタッフロールに載せられたのに・・・。」

「うぐっ、分かったわよ。やれば良いのね、も〜う!」

「そうそう、それでこそヴィヴィちゃん。特別に車の間に停めるんじゃなくて、バイクの間に停めると言う事にします」

もう、何でも良いわよ・・・・・・。





ヴィヴィさん、完璧です! パ〜フェクトです!!




そりゃ〜!

どうよ、これで良いんでしょう!
天下の往来で、ホウキに跨るなんて・・・はしたない女に見られるじゃない!
恥ずかしいったら、ありゃしないわっ!


「どう!川島健太郎、最終試練クリアーしたわよ!」

「はい、じゃあコレね・・・(ゴソゴソ)・・・認定書を授与するっと」


「えっ? あっさり・・・・・・アハッ! お、終わったわ!」




ヴィヴィさん、長い間ご苦労様でした!





あぁ〜これで本当に、スタッフロールにアタシの名前が載るのね〜。
ウルウル・・・・・・。

「ヴィヴィちゃん、・・・あのさ・・・言いにくいんだけど・・・その、開発した『ヴィーナス&ブレイブス』のマスターROMさぁ・・・もう、生産工場に出しちゃったんだよね・・・」

「それって・・・、どういうこと?」

「つまりそのなんだ、開発スタッフではもう”ヴィヴィちゃん”をスタッフロールには載せられないんだよね・・・ほら、もう一回出し直すと発売日が延期になるし・・・ね」

「え〜っ? それじゃアタシの今までの苦労はどうなるのよぉ〜?」

「そこで相談なんだけど、魔法使って良いから自分の名前をスタッフロールに書き込んで欲しいんだよ!」


「けっきょく”魔法オチ”?! いや〜〜〜ん!!」



おわり・・・。







は〜い! ヴィヴィよ!

この文章が「Venus-Web」に載るのは、「ヴィーナス&ブレイブス」ソフトの発売1週間前のようね。

アタシの「ヴィヴィの奮戦記」を読んでくれた皆さん、ありがとう。
また、何処かの機会に会いましょうね。

「えっ? スタッフロールの件はどうなったのかって?」


ふふふ、それはあなた自身で確認してね!


それじゃあ、またね!
ヴィヴィより